「あきれるほど、たくさんのキスを」(全年齢)男性一人用 15分程度

……………………………………………………
題名『あきれるほど、たくさんのキスを』
全年齢 男性一人用 15分程度

お互い夢に向かって頑張る同じ年カップル。
彼女が作った夕食を一緒にとり、くつろぎ始める。
元気がない彼女を励ます彼氏。
少し話したあと、簡単なゲームを始める。
(彼女からキスするシーンはリップ音入れても入れなくてもどちらでも可)
……………………………………………………

ふぅ。お疲れさま。
洗い物、結構あったね。でも二人でやったから早く終わった。

ソファー、座ろっか。

今日のご飯、美味しかったー。
あっ、違うや。いつもだから、今日も美味しかった、だな。

え?焦げてた?

全然気にならなかったし、ちゃんと料理した証拠でしょ?
普段、コンビニ弁当ばっかりだから、作ってくれること自体でも嬉しくて美味しさ倍増なんだよ。

もしかして、それでさっきからへこんでるの?

いや、美味しかったって。
自分でも食べて、そう思ったでしょ?

うん、だから大丈夫。気にしすぎ。

ありがと。また、作って。

で。元気がないのは、それだけ?

…なんか、あったんじゃない? 今日。

前、言ってたやつ、うまくいかなかった?

……ん。そっか。
頑張ってたのにな。

また必ず、チャンスは来る。
あんなに一生懸命がんばってたの、俺、知ってるから。

きっと俺以外にも気付く人がいる。

もろくて小さくて弱くても。
でも、誰にも踏み込ませないような強さも持ってるじゃん。

だから、大丈夫。

けど、無理はすんなよ。
疲れたら、俺が安心できる場所になれるようにするから。

だから少し休むときは、俺のとこ、来て。


ん?俺??
俺は……いや…、バレてた?

ちょっと疲れたなぁって思ってた。
最近、頑張りすぎてたからなぁ。

でも、今日こうやって会って、美味しいご飯食べてさ。
そしたら、また、がんばろーって思ってたとこ。

でも、よく気づいたな??
なんか元気ないから、俺までへこんでちゃダメだって思ってたから。

そうじゃないと甘えてこないでしょ?

そうやって気づいてくれるだけで、嬉しい。
すごく力になってる。ありがとう。

ね。もうちょっとこっちきて。
ぎゅーしたい。
(彼女を抱きしめる)

ふふ。パワーもらって元気になった。

そっちは?

そう。よかった。

(彼女からキス)
んっ。

びっくりした。でも。口の横にチューだったね。

もしかして元気くれようとしてる?
それとも、パワーもらおうとしている?

ふふ。まぁどっちでもいいや。

今日はお互い甘えたい気分なんだな。

…よし。
じゃ、ちょっとゲームしよ。

ここからは絶対口にキスはしちゃダメ。
それ以外ならどこでもしていいけど…。

我慢できなくなって、口にキスしたら負け。
勝った方が甘えられるっていうゲーム。

俺の膝の上に向かい合って座って。

ん。こっちの方がやりやすい。

いい?
じゃあ、俺からね。

どこから、しよっかな…。

まず、オデコ。
(軽いリップ音)
ふふ。おでこにするとき、目を瞑るの、かわいいな。

手にもするの、ありだよね。

手の甲とか。
(軽いリップ音)

手首とか。
(軽いリップ音)
ここ、なんかやわらかくて好き。

じゃあ、次、そっちからして?

両方の手、俺の首に回して。

はい、どうぞ。

(彼女からのキス:軽いリップ音)
ふふ。同じようにまず、オデコ?

次は?
(彼女からの頬へキス:軽いリップ音)
ほっぺた。

(彼女からの耳へキス:軽いリップ音)
ん…。
耳はずるい…。

もー、交代。

頬。(軽いリップ音)

鼻。(軽いリップ音)

(軽いリップ音)
口にしてないじゃん。口の横。セーフ。

こっち側も
(軽いリップ音)

ダメ。顔、動かしたら。
口にしたくなった?

でも、まだダーメ。

じゃあ…
(耳に軽いリップ音)
俺も耳。

(↓耳元近くで)
ふふ。ビクってするね。

(耳元でリップ音)
耳たぶ、可愛い。
(軽いリップ音)

耳の下の首のところも。
色っぽい。
(軽いリップ音)

「ん」って声、出てるよ。感じてる?

え?交代?
いいよ。

(彼女からキス:軽いリップ音)
口の横、ギリギリだった…。

ギリギリ狙うね?

(彼女からの耳へキス:軽いリップ音)
あっもう、だからふいうちで耳はずるいって。
俺だって耳は弱いんだから。


…俺の首、ギュってしてきて。
くっつきたくなったの?

可愛いな。

(彼女からのキス:軽いリップ音)
もう、口の横、ばっかり。
俺が降参するの、待ってるでしょ。

次、俺の番。

…そしたらさ。
唇の前に、人差し指あてて。
「シー、静かに」ってするみたいに。

ん、そう。そのままで。

(軽いリップ音)
してないよ?人差し指にしただけ。

(軽いリップ音、2、3回)

唇にはついてないでしょ?
指は舐めちゃったけど。

わかってる。気持ちいいんでしょ。
ちょっと体、反応してたもん。

じゃ、もう一回。
そのままね。
(軽いリップ音、2、3回)

ドキドキするね。
唇がつくかつかないかギリギリでさ。

分かってる?
そっちから顔近づけてきてるよ?

可愛い。
いっぱいキスしたい。
(軽いリップ音、2、3回)

それで…、やっぱりここが一番弱いよね、耳。
(耳へリップ音)

逆も。
(逆の耳へリップ音)


……はぁ、ほんとにもう。
口、半開きになってるじゃん。

…無理。
もう、俺の負けでいいよ。

だから…
口にキスさせて。
(口にキス:リップ音)

やっぱり唇が一番気持ちいい。

(リップ音)

そのまま口開けてて。

(長めにリップ音)

長い?
俺はもっとずっとできるけど?

もう一回ちょうだい。
(リップ音)

この体勢ヤバイね。
腰とか、背中とか触れながらキスしてるとね、もう…。

(彼女からのキス:リップ音)

ん?このキスは続きをしてもいいっていうこと?

……はぁぁ(ため息)。
なんかさ…。もうずっと俺、負けでいいや。

ほんとはさ。
……ただいっぱいキスしたかったって言ったら、怒る?

ゲームだけじゃ終わらなくなっちゃった…。

いや、その…だから、…とりあえず敵わないなってこと。


じゃあ、続きしよっか。

ね?
…………………………………………………